フコキサンチンとその作用について
私達の生活の中で、海藻類というものは生活のベースの部分を支えています。
親しみやすいものでは、のりや昆布やわかめなどがありますが、これらは朝食の食卓には欠かせないものであり、煮物などでよく使われダシをとったりもします。
この様な独特の上品な味わいを持ち大変美味しい海藻類ですが、最近になって海藻類に含まれる色素成分の機能について、様々の新たな事がある事が分かってきました。
フコキサンチンは海藻の褐色の部分に含まれるものですが、最近の研究によりこのフコキサンチンが悪性腫瘍などに効くということが知られるように成りました。
更に、この成分については悪性腫瘍などの顔以外についても、メタボリックシンドロームなどにも効果があると言われています。
そのようなことで、その効用が最近ますます注目されています。
ただ、この成分は海草からしか取ることができませんし、海藻中の含有量も0.001〜1.0%以下と大変小さいものですので、多くを一度に摂るということがなかなか難しいものです。
この様な状況の中で、上手にこの成分を摂ることによってより健康に近づきたいと思う人が多く出てくる事が推測されており、現在はどのような手法でこの成分を多く採取できるかということが研究の中心です。
大変将来の開けた成分ですので、多くの人が手軽に取れるようになることが望まれます。
ただ、そのためにもこの成分は高濃度である必要があるわけで、そのことが現在の研究課題となっています。